2009年12月14日月曜日

指値注文と成行注文

株式の売買注文を出す時には、「指値注文」か「成行注文」を選ばなくてはなりません。

「指値注文」とは、例えば「○○会社の株が××円なら買いたい」「△△円なら売りたい」と、売買の値段を指図して注文を出すことをいいます。

また「成行注文」とは、「幾らでも良いから今買いたい」「今売りたい」と株価に関係なく注文を出すことをいいます。

株式の購入や売却の注文は、成立すれば取り消しは不可能になります。

成行注文はほとんどがすぐに売買成立になってしまうので、初心者にとっては「怖い」と思われるかもしれません。

自分が思ってもいなかった株価で購入、または売却してしまうことがあるからです。

しかし、冷静にみてみるとそういうケースは稀なことです。

出来高が少なく、買い(売り)注文だけで値段が飛んでしまうケースに限られるからです。

マザーズやヘラクレスのような新興市場では、時に出来高が少ないこともあるので注意が必要ですが、その他の大きな市場などではまずその心配はないでしょう。

そして成行注文のメリットとしては、売りたい時、買いたい時に自分で判断が下せる、という意味でストレスなく注文することが出来るということでしょう。

逆に指値注文の場合は、値段に対するストレスはありませんが、「買いたかったのに指値が安すぎて買えなかった」など、自分の思惑とは違った結果になってしまうことがあります。

今、売買したいと思えば成行注文、ある一定の株価になったら売買しようと思えば指値注文、と両者を上手く使い分けることが大切でしょう。

また、指値注文の場合は自分がつけた値段で売買が成立していない場合には取り消しも可能です。

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