しかし、それと同時にいかにリスクを回避するかも考えなくてはいけません。
熟練の個人投資家らは最悪のケースも想定しながら自分の資産を運用し利益を上げています。
リスクを回避するために用いられるのが多様化戦略です。
株式投資をする際、一つの銘柄に集中して投資してしまうと、その株式が下落した際損害が大きくなります。
集中して投資した方が上がった時の利益は多いのですが、リスクを考えると賢いとは言えません。
そのためリスクを最小限にすべく様々な銘柄の株式に分散投資するのです。
ある銘柄が下がったとしても、他で補てんするイメージです。
分散投資をする際は、上がる要因と下がる要因が逆の銘柄を選びリスクを回避します。
たとえば、円高で上がる銘柄と、円安で上がる銘柄を同時に保有し、円の動きに対し柔軟に対応できるようにしたり。
投資において多様化戦略は非常に有効ですが、資金に乏しい場合はあまり有効ではないことがあります。
ある程度資金力がないと、銘柄を保持するのも難しくなるでしょう。
投資家自体のキャパシティが乏しいのなら多様化よりも集中化して利益を上げた方がいい場合もあります。
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